ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

地上波デジタル移行でホテルの倒産相次ぐか?

国とテレビ局が必死こいて普及させようとしている地上波デジタル放送。生活保護世帯に地デジチューナ配るとか、5000円のチューナー作るだとか、見ていて痛々しい。これに加えて、公立小中高校や公民館のテレビのデジタル化に国が補助金出すとか。そこまでする理由がどこにある?
学校のテレビでふと思ったのだが、学校以上にテレビが多く置かれていて使われているところといったら、なんといってもホテル*1だろう(ビジネス・ラブ問わず)。私も旅先でよくホテル使うが、テレビはまだアナログ放送というところがほとんど。これから本格的に移行が始まるんだろうけど、テレビの台数分だけお金がかかるから、客室の多いホテルは莫大なコストをかけざるをえない。それなりの収益があれば対応はできるだろうが、客が思うように集まっていないところはそこまで余裕ないだろう。そうこうしているうちに、アナログ停波してホテルのテレビは一切見られないということになるかも。
そうなれば、テレビ嫌い、見ないという人でない限り、テレビのないホテルに泊まろうという人は来ないだろう。ますますお客が減って収益悪化→閉鎖というシナリオが目に見えている。2011年のデジタル放送完全移行後に、あちこちでホテルや旅館の倒産が相次ぐのではないかと。
体力のないホテル・旅館にしてみればデジタル化はますます経営を圧迫させる以外の何者でもない。これを乗り切るには、ワンセグが一人一台になるくらい普及してもらうか、あるいはテレビがますますつまらなくなってもらうか・・・。

*1:他にもテレビのあるネット喫茶とか。そういえばカプセルホテルにもそれぞれテレビついてるけどあれのデジタル化はどうするんだろう?