職場から有休消化のお達し*1があり、先日有休を取って「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」へ行ってきた。お目当てはもちろん「動く実物大ガンダム」。緊急事態宣言下ではあったが、平日の昼間なら人も少なかろうというわけで参ったわけだ。
まことしやかに「令和大仏」とも囁かれているが、もちろん疫病終息を祈願するために作られたというわけではない。ただガンダムを動かしたい、そんな単純な夢を実現させるべく、日本の技術が結集し、この横浜の地に建った。加えてコロナ禍という先の見えない不安に包まれている最中での実現。希望の象徴として世間に崇められるのは必然だろう。
入場してすぐさま、その実物大ガンダムが視界に飛び込む。デカい。
このデカいガンダムを観るだけでも圧倒されるのだが、お台場とは違い、周りをドックが囲み、今にも動き出しそうな雰囲気を見せる。そして、起動実験のカウントダウンが始まる・・・。
ドックのゲートが開き、 Gキャリアが動き、ガンダムが前に出る。
そして左脚が動き、その地を踏みしめる。続けて右脚も。この一歩だけでも興奮。空想の産物でしかなく、テレビや映画館のスクリーンの中でしか動けなかった巨大ロボットが、現実に現れ動き出すという歴史的瞬間。それを生で観れたというだけで、高揚感を抑えずにはいられなかった。それだけでも圧倒されたのに、さらにシステムトラブルというシチュエーションで、ガンダムがしゃがみ込むという動きまで見せ、その動きの多さと、ここまで実現させた技術力に深く感動してしまった。
そのあと観覧デッキにも上り、動くガンダムの姿をデッキからも拝見。あいにく雨が降ったり、感染症対策で移動が制限されていることもあり、見やすいとは言い難いが、外からでは見れないGキャリアの仕組みや後ろ姿をじっくり観ることができた。ガンダムの目線からの光景も、なかなか壮観。欲を言えばコクピットにも入りたかったが、さすがにそれは贅沢か。
平日の昼間なだけあって、この日はカフェもガラガラで、ソーシャルディスタンスも十分とれるほど空いていて、快適に楽しむことができた。それでも、学校終わりの子供連れのファミリー客が目立っていて、大人も子供も皆夢中でカメラを向けている姿が印象的だった。この動くガンダムを観た子どもたちが、今度は将来、自由自在に動かせるガンダムを作ってくれることを期待したい。
GUNDAM FACTORY YOKOHAMAの写真はこちらで公開中↓
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA
<おまけ>
富野由悠季監督のお言葉
不器用だからガンプラ、作れないけど・・・。
*1:昨年の法改正で、年次5日以上の有給休暇の消化が義務づけられたため。