先月、第3村こと天浜線・天竜二俣駅を訪れたものの、緊急事態宣言の影響により転車台・鉄道歴史館の見学はできなかった。それが今月に入り緊急事態宣言が解除され、見学ツアーも再開したとのことで、再び第3村を訪れることにした。
遠州鉄道経由で第3村へ
10月17日(日)。前日に名古屋で所用があり、そこから東京へ戻るついでに第3村へ行くことに。今回は浜松で乗り換え、遠州鉄道経由で現地へ向かう。エヴァデザインの「天浜線・遠鉄共通1日フリーきっぷ」(東ルート)を買って、列車に乗りこむ。
西鹿島で天浜線に乗り換えて、天竜二俣駅に到着。前回とは違い、駅名標は元の「天竜二俣」に戻っていた。
駅の窓口で見学ツアーの参加を申し込む。記念硬券をゲットし、いよいよ第3村の内部へ潜入。
転車台を見学
車両基地へ案内されると、いきなり転車台が可動する場面に出くわす。もともとはSLの方向転換に使われていたものだが、ディーゼル車両に置き換わった現在でも現役で稼働しており、国の登録有形文化財にも登録されている。実際に回転する光景は圧巻の一言。
車両が去った後の転車台を見渡すと、初めて来たのになぜか見覚えのある光景が広がる。いつ第3村の住人がひょっこり現れてもおかしくない。
扇形車庫
そして、これも登録有形文化財の扇形車庫。扇形車庫といったら京都の梅小路蒸気機関車庫のイメージが強いが、今も現役で使われているのは珍しい。
鉄道歴史館
続いて案内されたのが鉄道歴史館。これもまたどこかで見たことある物が続々と。
国鉄二俣線時代に使われていた道具や駅名標、ヘッドマークなど貴重な資料の数々が展示されている。庵野監督が好きそうなものばかりだ。
そしてその一角には、しっかり『シン・エヴァンゲリオン』の背景美術と、庵野監督がロケハンで訪れたときの写真も展示されていた。真剣な眼差しで写真を収める庵野監督の姿が印象的。また、前回訪れたときに設置されていた「第3村」の駅名標もここに。12月にも再び「第3村」を復活させる予定*1らしいので、その時をここでひっそりと待っているのだ。
浴場・洗濯場
最後に見たのは、かつて浴場や洗濯場として使用されていた建物。
今はヘッドマークの保管場所として使われているようで、たくさんのヘッドマークを見ることができた。
こうして転車台・鉄道歴史館見学ツアーは1時間ほどで終了。正直1時間では物足りなく、せめて2時間ほどじっくり時間をかけて見たかったが、歴史の重みと風情を感じられて、なかなか楽しいひとときだった。あとはここに「新生湯」とか電車図書館とかがあればなあ~などと夢想してしまった。
おまけ
車両基地内にあった「コンニチワ」の文字。天浜線の職員さんが歓迎の意を込めて作られたと思うが、なぜか松ぼっくりの声で脳内再生されてしまった。
ついでに天竜二俣駅の売店でついカッチッタ。
浜名湖佐久米駅と気賀駅の『ゆるキャン△』駅名キーホルダー。前回も第3村の駅名キーホルダーだったわけだが。