今年もまたこの企画に参加させていただきます。各話コメントは、時間的な余裕がなかったので追って追記・更新させていただくかもしれません。
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- 亜人ちゃんは語りたい 第4話「高橋鉄男は守りたい」
- リトルウィッチアカデミア 第18話「空中大戦争スタンシップ」
- 月がきれい 第5話「こころ」
- 僕のヒーローアカデミア 第23話「轟焦凍:オリジン」
- ボールルームヘようこそ Heat.5「パートナー」
- クレヨンしんちゃん「なぐられうさぎ〈醒〉だゾ」
- ドラえもん「天井うらの宇宙戦争」
- メイドインアビス 第10話「毒と呪い」
- 宝石の国 第八話「アンタークチサイト」
- Just Because! 第11話「Roundabout」
ルール
・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
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【各話コメント】
亜人ちゃんは語りたい 第4話「高橋鉄男は守りたい」
陰口を叩かれ、そのわけは自分が「亜人(デミ)」だからだと思い込み苦悩する日下部雪のエピソード。なかなかに重い展開だが、人物配置や構図の丁寧さが光り、画面の見せ方の巧さに思わず引き込まれる。絵コンテ・演出を担当した石井俊匡にもっと注目してみたくなった。
リトルウィッチアカデミア 第18話「空中大戦争スタンシップ」
「あいつら、馬鹿だろ」
アマンダのセリフをそっくりそのままトリガーに向けて叫びたくなった(笑)もちろん褒め言葉としてだけど。清々しいほどのパロディ描写に、トリガーというアニメスタジオそのものの性格が現れているように思った。
月がきれい 第5話「こころ」
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東山奈央がカバーする「やさしい気持ち」に乗せて、二人が手をつなぎ合わせようとする初々しさ溢れる演出に、観ているこっちが照れくさくなった。
僕のヒーローアカデミア 2nd 第23話「轟焦凍:オリジン」
轟の抱える闇。その闇を乗り越えて真の個性を発揮していく展開が熱い。最後にタイトルが表示される演出も憎い。
ボールルームヘようこそ Heat.5「パートナー」
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個人的に今年のテレビアニメ界最大のトピックは、原恵一の絵コンテ参加だった。それも1本だけのスポット参戦と思いきや、4本も絵コンテ切るとは (うち2本は板津監督との共同) 。本人曰く、次の映画が決まるまでのアルバイトだったみたいだが。そんな10数年ぶりという久々のテレビアニメの仕事は、どこか吹っ切れたかのような伸びやかさがあって観ていて気持ち良かった。原作の印象的なカットを活かしたリード&フォローのシーンは見事。もう一方のパートナー回ともいえるHeat.13もコメディ描写が冴えていて、彼の次なる仕事に期待を抱く。それにしても、原のみならず、黄瀬和哉や米林宏昌、橋本晋治といった、大物アニメーター・演出家までスタッフィングするとは、どんな人脈持ってるんだ、IG松下プロデューサー…。
クレヨンしんちゃん「なぐられうさぎ〈醒〉だゾ」(8月18日放送回)
お馴染みクレしんの、ネネちゃんの殴られウサギ回。
殴られウサギの縦横無尽の不気味な動きと、赤い月の浮かぶ夜中の情景描写が、よりおどろおどろしさを際立たせる。
ドラえもん「天井うらの宇宙戦争」(8月4日放送回)
7月に監督が八鍬新之介に代わり、新たにリニューアルした『ドラえもん』。このエピソード自体、わさドラになってからも何度目のアニメ化なのだけど、スタッフのおふざけがより際立っているように思った(褒め言葉)。
あのオマージュ演出をちゃんとやってくれたのはよかったぞ(笑)
メイドインアビス 第10話「毒と呪い」
久々に王道の冒険ファンタジーと呼べるものに出会えた。アビスの恐ろしさを突きつけられるリコとレグ。リコの苦しみをあそこまで痛々しく演じきった富田美憂の演技は特筆モノ。劇場版やってほしいなあ。
宝石の国 第八話「アンタークチサイト」
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松本憲生の手による作画を活かしたアクションシーンに、日本アニメのあるべき未来が見えたように思った。アンタークチサイトの砕け散るシーンは美しくカッコよく、そして切ない。
Just Because! 第11話「Roundabout」
なんとなくかもしれないが、このシリーズ全体的にどこか山田太一脚本ドラマの高校版を観ているような、セリフのたたみかけが光る。互いの受験シーンとこれまでの回想が交錯する演出が、二人の関係性を物語っていて強い印象を受けた。