ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

ずっと見ている側だったこの企画ですが、今年初参加いたします。いろいろ迷いましたが、以下10本選びました。
 
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ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

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 【各話コメント】

灰と幻想のグリムガル episode4「灰の舞う空へ」

リーダー的存在だったマナトの死、それを鮮やかな音楽と演出で心を響かせてくれた。この作品を象徴するエピソードといっていい。

 

今年のテレビアニメで最も印象に残る出来事はベテラン陣の大活躍。その中でも林原めぐみさんが今作ヒロインで出演され、たっぷり演技を堪能できたのは嬉しい。八雲と助六篇の、ある意味終わりとも言えるエピソード。初太郎(二代目助六)とみよ吉が落ちていくシーンは美しく切ない。

 
僕だけがいない街 第2話「掌」

バイバル直後のエピソード。雛月の抱える闇を知り、事件解決の決意を新たにする悟に、手を合わせる雛月。その悟の反応がまたなんとも面白くて。

 
 
おそ松さん 第17話「十四松まつり」 

十四松オンリーで攻めてくる開き直りにただ圧倒される。近鉄ファンにとっては悪夢でしかない1989年の日本シリーズの舞台藤井寺球場(跡地)を取り上げるあたりが鬼畜。

 
甲鉄城のカバネリ 第4話「流る血潮」

シリーズ単位なら2016年のテレビアニメベストかも。菖蒲が生駒との契約の証として血を流して手を差し出すシーンに胸熱。

 
ReLIFE Report5「オーバーラップ」

『聲の形』がディスコミュニケーションを悲劇的に描いているとすれば、こちらは喜劇的に描いたと言うべきだろうか。校門を隔てた狩生と日代のやり取りは、実に微笑ましかった。

 
終末のイゼッタ 第3話「天翔る剣」

イゼッタが戦いに身を投じていくことになる起点のエピソード。藤森雅也監督のアクションはいつ見ても最高。国歌で締める演出も憎い。

 
響け!ユーフォニアム2 第十回「ほうかごオブリガード」

九回とどちらにするかで迷った。最終的にあすか先輩の一つの区切りが付いたということでこちらを選択。久美子にとって、あすか先輩は、ありえたかもしれない姉・麻美子のもう一つの姿だったのだろう。寿美菜子さんのキャリアハイとも言える演技もさることながら、黒沢ともよさんの演技も特筆もの。

 
ハイキュー!!烏野高校vs白鳥沢高校 第10話「コンセプトの戦い」

「なんじゃあああ、これは!」と思う、コート回転演出に痺れる。

 

3月のライオン 第10話「Chapter.20 贈られたもの①、Chapter.21 贈られたもの②」

将棋しか生きる道のない桐山零のあらゆる感情が爆発した回。そこに至るまでの、台詞なしで演出される対局シーンが逆に印象的で雄弁にすら思える。