【2016年洋画ベストテン】
- 父を探して
- リリーのすべて
- ルーム
- アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち
- ソング・オブ・ザ・シー 海のうた
- キャロル
- シング・ストリート 未来へのうた
- 幸せなひとりぼっち
- 裸足の季節
- イット・フォローズ
父を探す旅を通じて、少年は世界を知る。その自由豊かな表現技法で、セリフ一切なしで、少年に観客の世界の真の姿を見せつける演出に、ただ圧倒されるばかりだった。正直こっちにアカデミー賞を与えてほしかった。
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ハリポタシリーズの続編『ファンタスティック・ビート』で主演を務めたエディ・レッドメインが、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベを演じた1作。リリーとアイナーとの間で揺れ動く心情、アイナーへの未練を乗り越えて受け入れていくその過程が美しく、そして切ない。
ジャックを演じる子役の演技が素晴らしい。実は「へや」を脱出してからの後半部がスリリング。
実際の裁判の映像も織り交ぜた構成で、半ばドキュメンタリー映画。真に裁かれているのは、アイヒマンではなく我々観客ではないかという気さえ起きる。歴史を直視できているのかという面で。
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ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの、あんなシーンを拝めることになるなんて予想外でした。
実に王道の青春音楽映画。『小さな恋のメロディ』オマージュなラストがいいなあ。70~80年代映画好きにおすすめ。
(※アフィリリンクは原作本)
スウェーデン版『グラン・トリノ』というべき一作。人物配置からして明らかに『グラン・トリノ』を意識しているが、夫婦愛や地域社会といった『グラン・トリノ』が触れなかった身近なテーマにも触れている。日本人にはこのほうが身近で馴染みやすいのかもしれない。
『マッドマックス 怒りのデスロード』を『海街diary』風に撮ってみたらこうなったというやつでした。(何言ってんだこいつとか言ってる人はとにかく見ろ!)
抑圧からの解放という爽快感が素晴らしいです。
「志村ー、うしろうしろ」映画(笑)
何気ないシーンでも「それ」の存在を意識させる演出やカメラワークが秀逸。