ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

橋下知事の支持率がばらついている理由

お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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やはり橋下知事への支持率は高い。あそこまで「戦う」知事の姿を見れば、否応なく応援したくなるのが自然だろう。ところで、毎日新聞も先日、橋下知事の支持率を出したのだが、その数値が読売の結果とはだいぶ差が開いている。

毎日jp(毎日新聞)

その差は13%。内閣支持率の場合は、その差はせいぜい5%程度の範囲で収まるのに、それをはるかに越えている。しかも、20代の支持率にいたっては、毎日は56%で、年代別では一番低かったのに対し、読売は9割近くと報じている。支持率が高いのは認めるが、ここまで差が開く理由は何だろう?


可能性として最も高いのは、毎日はこの調査の回答に「どちらともいえない」を加えていたからだろう。

読売は、橋下知事を支持するか支持しないかの設問について、「支持する」「支持しない」の二者択一の選択肢だった。一方の毎日は「どちらともいえない」という選択肢も加え、その結果、「どちらともいえない」と答えたのは25%だった。(ちなみに「支持しない」は5%だった)。このため、相対的に支持率が下がってしまったということだ。
読売の結果は、どっちつかずの回答を選択肢に含めなかったため、「前の知事と比べれば・・・」「不満に思うところはあるが・・・」などといった「消極的」賛成も含めたものだろう。もし、「どちらかといえば支持」「どちらかといえば支持しない」という選択肢を加えれば、府民はどれくらい知事を応援しているのか、どれくらい知事に信頼を寄せているのかがもっとわかったように思うが。
少なくともこの二つの世論調査から言えそうなのは、

・知事への支持は高い

・が、支持はすれども若干の不安や不満を抱えている者も少なくない

ということだろう。

その彼らの不安や不満にどこまで耳を傾けられるか。高支持率をバックに強気になるのもいいが、数字だけでは捉えきれない部分にも目を向けて府政を行なってほしいものだ。