ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

碓氷峠の廃線跡を歩く(1)【横川駅・碓氷峠鉄道文化むら】

碓氷峠信越本線の横川-軽井沢間(通称:碓氷線)にある峠は、最大66.7 パーミルという急勾配で、鉄道最大の難所とされ、かつてはアプト式やEF63形電気機関車の連結などで峠を越えるのがお馴染みの光景だった。1997年に北陸新幹線(当時は長野新幹線)の高崎-長野間が開業したことに伴い、碓氷線は廃止された。

鉄道大好きだった幼少期の頃に、碓氷線を通ることは結局叶わなかったが、その廃線跡が現在は「アプトの道」というハイキングコースとして整備されていることを知り、せっかくなので行ってみることにした。

www.city.annaka.lg.jp

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2022年もお世話になりました

今年も残りわずか。
時間が無いので、今年の年末振り返りは手短に済ませよう。

今年もコロナ禍に悩まされた一年だったが、ワクチン接種が思いのほか進んで、ようやくコミケが開催できるほどにまで戻ってきてくれて良かったと思う。もっとも、オミクロン株が出現して、来年もまた悩まされそうだが。

一方で、一年半以上リモートワークが続き、せっかく良さも感じていたところへ、基本出社に戻ってしまったり、飲み会が復活したりと、なにもコロナ禍以前のスタイルに戻さなくていいだろうと感じることも多くなってしまった。コロナ禍は確かに厄介だけども、コミュ障の自分には良い面もあったと改めて感じている。もっとも、ただでさえ酷かったコミュ障が、コロナ禍を経てますます酷くなってしまったようにも思うので、さすがにそろそろ他者との関わりを増やしていかねばならないが。

そして、つい先日大台に乗ってしまったが、その現実といよいよ正面から向き合わなければならなくなったと実感している。以前のように体力が続かなくなったり、忘れっぽくなったり。先日も、職場の同僚の名前をど忘れするという失態を犯してしまった。本格的に「老い」に向かっていることを突きつけられてしまった。そうなれば、その現実を受け入れ、この先も見据えた上で生きねばならない。

というわけで来年はいろいろ変化のある年になると思います。いろいろ決まったら、いずれは報告することになると思いますが、その行く末を生暖かく見届けていただければ幸いです。「お前の人生なんか知ったこっちゃねえ」と言うなら、別にスルーして構いませんが(笑)

本年もこのくだらないブログやTwitterをご覧いただきありがとうございました。みなさん良いお年をお迎えください。

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二年ぶりのコミックマーケットへ

ようやくこのときが戻ってきた。2019年冬の開催から2年。コロナ禍という思いもよらぬ障壁を乗り越えて、ビッグサイトにみんなが戻ってきた。

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2年前はサークル参加もさせてもらったが、情勢が不透明だったことや新刊が出せなかったこともあり、今回はサークル参加は見送った。4ヶ月前は爆発的な新規感染者数で、本当に年末のコミケは開催できるのかと不安になったが、なんとか開催にこぎつけただけでも喜ばしいことだ。

もちろん、以前のようにはいかず、今回はチケットを事前に購入し、さらに入場時には接種証明を提出するという感染予防対策が行われ、1日の入場者数はおよそ5万5000人程度に制限。開催期間も2日間に短縮され、サークルの数も減っている。以前と比べれば、規模は小さくなっている感は否めない。それでも同人文化の火を絶やさぬよう、開催にこぎつけた準備会の大きな決断には敬意を表するほかない。

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国立新美術館「庵野秀明展」に行ってきた

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先月、国立新美術館の「庵野秀明展」を観に行ってきた。

エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』などでお馴染みの映画監督・庵野秀明氏の足跡を、彼が生み出した作品の膨大な資料を通じて振り返る展覧会。アニメ監督にスポットを当てた展覧会としては、2019年から全国巡回開催中の「富野由悠季の世界」があるが、コンセプトとしてはそれに似通ったところがある。

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f:id:shinchu:20211204003730j:plain始めに紹介されるのは、クリエイター庵野秀明を生み出す原体験となった、彼が少年時代に触れた数々の特撮やアニメ作品の模型や衣装、大道具、作画などの貴重な資料群だ。中にはこの展示のために初公開したものや、海外から持ち込まれたものもあり、いかに彼が熱を上げていたかがよくわかる。これだけでも特撮・アニメの展示会としては十分見応えがあり、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)を自ら立ち上げるほどに、アニメ・特撮を文化として後世に残したいという庵野氏の強い意思が現れているように思う。

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東京ヤクルトスワローズ20年ぶりの日本一

昨季の日本シリーズは、セ・リーグの巨人が二年連続でソフトバンクにコテンパンにされ、33-4超えが期待されるほどにネタと化してしまったが、そのセ・リーグで目下最下位だったのがヤクルトだったわけで、これではもう20年くらいは日本一には手に届かないだろうと思っていた。
それが今季は大混戦の末にリーグ優勝。クライマックスシリーズも勝ち抜き、1年前は遠い目で見ていた日本シリーズが、一気に身近になるとは誰が予想しただろうか。

相手は、ヤクルトと同じく二年連続最下位の屈辱を味わったオリックスバファローズオリックスとの日本シリーズは1995年以来26年ぶり。「野村ID vs 仰木マジック」「古田vsイチロー」「小林vsオマリーの14球」など、数々の名勝負を繰り広げたあの年以来の対戦カード。戦力的にも似通ったチーム同士なだけに、これは面白くなりそうだとは思っていたが、まさかあそこまで白熱したシリーズになろうとは・・・

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宝塚歌劇雪組公演『CITY HUNTER -盗まれたXYZ-』『Fire Fever!』

2021年の7月期アニメで、最も面白かったのは『かげきしょうじょ!!』だった。白泉社『メロディー』にて連載中の斉木久美子の漫画が原作で、紅華歌劇団のスターを目指す「紅華歌劇音楽学校」第100期生の青春群像劇を描く。彼女たちの歌劇に対する思いや葛藤などが切実に描かれ、1クールで終わるのが惜しいほどの傑作だった。続編が制作されることを期待したい。

kageki-anime.com


その「紅華歌劇団」のモデルとなっているのは「宝塚歌劇団」であることは言うまでもないが、『かげきしょうじょ!!』を観ていくうちに、それまでさわり程度だった宝塚歌劇にも興味が沸き、一度生で見てみたくなった。そこへ、東京宝塚劇場で、あの『CITY HUNTER』のミュージカルが公演されるというので、せっかくなので初めて宝塚歌劇を生観劇することにした。

kageki.hankyu.co.jp

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第3村再び

先月、第3村こと天浜線・天竜二俣駅を訪れたものの、緊急事態宣言の影響により転車台・鉄道歴史館の見学はできなかった。それが今月に入り緊急事態宣言が解除され、見学ツアーも再開したとのことで、再び第3村を訪れることにした。

www.tenhama.co.jp

遠州鉄道経由で第3村へ

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10月17日(日)。前日に名古屋で所用があり、そこから東京へ戻るついでに第3村へ行くことに。今回は浜松で乗り換え、遠州鉄道経由で現地へ向かう。エヴァデザインの「天浜線・遠鉄共通1日フリーきっぷ」(東ルート)を買って、列車に乗りこむ。

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