ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

2014年テレビアニメマイベストテン

本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
みなさんにとって良い年になりますことをお祈りします。
 
さて、年も明けたのに去年の話をするのもなんだが、毎年恒例ということで2014年のマイベストテンをそれぞれ振り返っていきたいと思う。まずはテレビアニメのマイベストテンから。
 
【第1位】ピンポン THE ANIMATION
【第2位】キルラキル
【第3位】四月は君の嘘
【第4位】スペースダンディ
【第5位】シドニアの騎士
【第6位】ハイキュー!!
【第8位】凪のあすから
【第10位】ハナヤマタ
 

【第1位】ピンポン THE ANIMATION 

2014年は湯浅政明の年だったと言える。この『ピンポン THE ANIMATION』はもちろんのこと、『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』でのラストバトルシーンに、『スペースダンディ』第16話、そして『アドベンチャー・タイム』の「Food Chain」と、これほど多く湯浅監督の仕事が見られたのは、近年稀に見る出来事に思う。聞けば『アドベンチャー・タイム』の制作を機に、湯浅監督はサイエンスSARUというアニメスタジオを設立したとのことだが、それがきっかけとなって仕事の幅がますます広がってきているようだ。現在メガヒット公開中の『映画 妖怪ウォッチ』にも絡んでいるようで、今後の湯浅監督とサイエンスSARUの活躍にはますます注目せざるをえない。

その『ピンポン THE ANIMATION』、湯浅監督自ら描いた絵コンテから生み出される独特の画面構成や、巧みに語られる群像劇、そして何より熱のこもった試合シーンに大きな衝撃を受けた。特に10話・最終話の衝撃は、『SLAM DUNK』の山王戦を読んだときに匹敵するほど。それを見たあと、しばらく他のアニメを見る気が起きなかったのは初めてのことだった。全話録画していたにも関わらず、結局BD-BOXを買ってしまったのだが、全く後悔はしていない。これでまた湯浅監督の次回作に繋がると思えば安い買い物だ。
 
【第2位】キルラキル 

一昨年、前半クール終了時点で1位にしたが、その勢いはとどまることを知らず、結局2014年も上位に入れさせてもらった。後半クールは、勢いに任せた超展開の数々に圧倒されっぱなし。これが中島かずき流なのか。そんな中島かずきのシナリオに引っ張られるかのように、キャスト陣もそれぞれキャリアハイと言っていい名演技を見せてくれて、最後までとても楽しめた。

 
【第3位】四月は君の嘘 

まだ前半クール終了時点だけど、少年の取り巻く世界を色鮮やかに映し出す演出や、メリハリのあるストーリー構成、演奏シーンのクオリティの高さに、素直に涙したくなる。後半クールが楽しみ。

 
【第4位】スペース☆ダンディ

多くの実力派クリエイターがそれぞれ個性を発揮して作り出す、このいい加減な(褒め言葉)作品世界に、今どきのアニメにないものを感じさせた。そんな適当さ全開で作られながらも、ちゃんとシリーズを収束させてしまう構成には唸らされる。

 
【第5位】シドニアの騎士

これといい『楽園追放』といい、3DCGで魅力あるキャラクターを描けるようになったことは、日本アニメにとって大きな意味を持つと思う。星白の実に可愛いことよ。2期からCGがどんな進歩を遂げるかにも注目したいところ。

 
【第6位】ハイキュー!! 

『黒子』や『テニプリ』のような超人たちが活躍するようなアニメとは違い、ただ真っ当にバレーに打ち込む、実に正統派な部活アニメ。「敗者」をしっかり描けているところが心打たれる。手描きアニメもまだまだやれると言わんばかりの、安藤雅司氏が手がけた第24話Cパートの食事シーンには泣かされた。

 
【第7位】月刊少女野崎くん

2014年で最も笑わされたテレビアニメだと思う。少女漫画家ゆえのズレた発想には、逆に敬意を表したくなる。どいつもこいつもどこかおかしい(笑)

 
【第8位】凪のあすから
凪のあすから 第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

凪のあすから 第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

 

ファンタジックな世界を舞台で交わされる人間模様が切なくて愛らしく思える。こういう物語はPAの十八番だなあ。

 
【第9位】一週間フレンズ。

原作コミックまで買ってしまったほど惹かれた一作。雨宮天の優しい声に魅了された。原作はもうすぐ完結を迎えるが、どんな締めくくりになるのか楽しみ。

 
【第10位】ハナヤマタ
ハナヤマタ1 [初回生産限定盤][Blu-ray]

ハナヤマタ1 [初回生産限定盤][Blu-ray]

 

作品特有の神秘的な色彩が、よさこいをより輝かしく見せてくれて芸術的。キャラクターも個性的で、青春アニメとして素直に楽しめた。

 
次点作品は、『SHIROBAKO』『Fate/stay night』『Gのレコンギスタ』『アルドノア・ゼロ』といったあたり。もっとも、いずれも2クール作品でまだ後半部を残しているので、全体としての評価はまだ保留という意味合いも込めているが。中でも『SHIROBAKO』は、今後登場人物たちがどんな成長を見せるのか、どんな危ないネタをぶっちゃけるのか、いろんな意味で期待したいアニメだ。水島監督楽しみにしてますよ。
 
次回は映画ベストテンをやります。