今年の春アニメもおおかた第1話が放送されたので、その感想を書こうと思ったが、その前に冬アニメの総括をしておきたい。
【2013年冬アニメ鑑賞作品】
『みなみけ ただいま』
『ラブライブ』
『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』
『ビビッドレッド・オペレーション』
『僕は友達が少ないNEXT』
『GJ部』
『ちはやふる2』(春以降も継続)
『琴浦さん』
『ささみさん@がんばらない』
『たまこまーけっと』
(以下は秋からの2クール継続作品)
『さくら荘のペットな彼女』
『PSYCHO-PASS サイコパス』
『ロボティックス・ノーツ』
『新世界より』
『バクマン。』
『リトルバスターズ!』
『マギ』
(最終回順延により今期で完結した作品)
『ガールズ&パンツァー』
一目見ればわかるように、今冬は秋からの2クール作品が結構目立った。これだけ2クール作品が多かったのは久々かも。その一方で、なぜ2クールでやらなかったのかと疑問に思う作品が目立ったのも事実。『ビビオペ』あたりはそこがどうしてもネックになってしまい、不完全燃焼に終わった感がある。時期に関しては難しいところもあるとはいえ、無理のない脚本でじっくり見せていけばもっと面白くなったかもしれないだけに残念だ。
とりあえず、私の冬アニメベスト3(+1)を紹介しよう。
3位『たまこまーけっと』
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やはり安定の京アニクオリティ。最初は「非日常」分子のデラが、日常世界の商店街で騒動を巻き起こすイメージがあったのだが、実際はそうでもなく、むしろデラは一歩引いて、たまこと彼女を巡る人間模様を「観察者」として見つめている。一見平凡そうに見える人間模様が、デラの視点を通すことで幸福感溢れるものに見えてくる。ベタすぎるストーリーかもしれないが、この世界も悪くはないと思わせてくれて私は好きだ。できることならもう1クール観たかったなあ。
2位『さくら荘のペットな彼女』
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高校時代ろくな青春時代を過ごせなかっただけに、こうした青臭い青春劇には強く惹かれてしまう。「さくら荘」という変人たちの集まる空間が、まぶしく切実なものであり、そしてそれは次の世代へと歴史を紡いでいくものであることを2クールを通じて描ききってみせた。欲を言えば、こういう作品は長井龍雪監督にやってほしかったかなあ。
1位『PSYCHO-PASS サイコパス』
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『まどかマギカ』といい『Fate/Zero』といい、理不尽かつ不合理な概念や設定も、虚淵玄という男の手にかかれば、どうしても納得させられてしまう。この作品で描かれた未来も、そのまま現実の未来となってもおかしくない、そう思わされるほどストーリーテリング力のある物語だった。すべてが決着するわけでもなく、いかにも続編がありそうなラストは、我々の生きる社会はこれからどうあるべきかという課題を提示したものだったかもしれない。
あと、ベスト3とは別枠でもう1本も紹介。
『ガールズ&パンツァー』
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3ヶ月も待った甲斐のある素晴らしい最終回だった。というかこんなに戦車動かしたら明らかにスケジュール遅れるだろう(笑)こんなのをテレビシリーズでやろうとした水島努監督をはじめとするスタッフは明らかに変態だ(褒め言葉です。)
1話でも見せた戦車視点を巧みに使った戦闘シーンは鳥肌もの。この戦闘シーンは水島監督が絵コンテ・演出で関わっていた映画クレヨンしんちゃんの『戦国大合戦』での経験が活きているのかなあとなんとなく思ってみたり。
次回は春アニメの感想書きます。