ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

2012年公開映画マイワースト5

明らかに外れだろうという映画は避けるようにはしているが、どうしても外れの映画に出くわしてしまうのが世の常。ということで、2012年に見てしまった映画マイワースト5を紹介したい。
 
【第5位】『TIME』
TIME/タイム 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産限定〕 [Blu-ray]

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時間が通貨の代わりとなった近未来という舞台設定は、なかなか面白そうだとは思ったんだけど・・・。なんですか、この「俺たちの戦いはこれからだー」的エンドは。
 
【第4位】『Another』
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なにも実写でも「アナザーなら死んでた」をやらんでも・・・。その言葉通り、委員長が死ぬシーンなんかは、いかにも殺す準備万端できれいに道具が整えられて配置されてたし、電気コードで感電死のシーンなんかはもはやギャグにしか見えず。あの~、これホラーサスペンスだよね?
他にも見崎鳴にしか見えないはずの「死の色」が、終盤で千曳先生には見えるようになっちゃったりと、ツッコミどころ満載。橋本愛ちゃんを見たい方だけどうぞ。
 
【第3位】『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマルアドベンチャー』
ドラえもん映画のオリジナル作品は駄作になる法則がまたしても発動。やはり映画オリジナルでドラえもん映画を作るのは無謀なことなのか。それとも監督・シナリオライターがどうしようもないだけなのか?
 
昨年、「アニメスタイル」で渡辺歩監督が『緑の巨人伝』失敗に至る経緯を話してくれたのだが、『緑の巨人伝』は、監督の『ドラえもん』に対する愛情が強すぎたがゆえの結果だったと知り、それならばまだ納得できなくもない。しかし、今作の『奇跡の島』は、単に原作のエピソードをいいとこ取りしてつなぎ合わせたかのような作品だった。大長編になるとのび太は大活躍するはずなのに、今作は映画でも「ダメ人間」。いったいこの映画のスタッフに、『ドラえもん』に対する愛情はあるのか。それすら疑いたくなる作品だった。
 
『緑の巨人伝』『人魚大海戦』と失敗続きのオリジナル作品だが、それでもまだそれぞれ楽しめる要素があったから、私はどちらも二回見に行った。しかし、今作はそれすらもなくて、結局劇場で見たのは1回きりだった。
 
そして今年のドラえもん映画もオリジナル作品。監督は『新・魔界大冒険』『新・鉄人兵団』と見事なリメイク傑作を送り出した寺本幸代監督。果たして渡辺監督の二の舞となってしまうのか、それともジンクスを打ち破ってくれるのか。ともあれ期待します。(不安のほうが多いけど。)
 
【第2位】『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』
テレビドラマの劇場版。実は一応テレビドラマを見てたんだけど、あまり面白くなかったんだよねえ・・・。なんで劇場版まで見に行っちゃったんだろう?小栗旬演じる河童の村長の解説が余計で、映画を観ているという感覚が全くなかった。
 
【第1位】『月光ノ仮面
月光ノ仮面 [DVD]

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板尾創路の脱獄王』で映画監督デビューした板尾創路監督第2作目。前作の『脱獄王』は、90分もの壮大な時間を使って見せた板尾創路の渾身のギャグだった。映画としては失格の作品だろうが、板尾監督は確信犯で作ったのだろう。
だが、今作は『脱獄王』ほどのどんでん返しにはならず、ラストの板尾演じる男の行動が不可解。ギャグですらなく、全然笑えなかった。結局、板尾監督は何がしたかったのだろう・・・?
 
 
上記以外では、『ダーク・シャドウ』『ねらわれた学園』『プロメテウス』あたりもあまり面白くなかった。まあ、『ダーク・シャドウ』にはクロエ・グレース・モレッツちゃん出てるし、『ねらわれた学園』には花澤香菜さん出てるんでそれなりに楽しめるんだけどね。『プロメテウス』も『エイリアン』の前日譚として見れば問題なし。ただし字幕版をオススメする。
 
今年もまたできるかぎり外れの映画に出会わないことを願おう。