ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた(3)

(2)からの続き
前回からだいぶ空けてしまったが、ミュージアムレポの続き。

展示室を出て右に行くと、藤子F先生の漫画を自由に読める「まんがコーナー」があり、そこにはどら焼き片手に『ドラえもん』の単行本を読むドラえもんの姿が。なんとも微笑ましい。左方向には「みんなのひろば」と呼ばれる遊び場があり、スケルトンのドラえもんガチャポンや、ドラえもんの秘密道具を紹介してくれる「ひみつ道具アーカイブ」などが楽しめる。ガチャポンは、ドラえもん・パーマン1号・Q太郎&O次郎・ピー助・ぞうの全5種類のキャラクターストラップ。自分は二回引いて、パーマン1号とQ太郎&O次郎をゲットした。

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この「みんなのひろば」にあるモニターには、歴代藤子FアニメのOPやED映像が見られる。白黒時代の『オバQ』『パーマン』から、お馴染みの『ドラえもん』『キテレツ大百科』まで、次々と流れるアニメの映像に思わず主題歌を口ずさみそうになる。その中でも、つい数年前まで復刊もままならなかった『ジャングル黒べえ』のアニメのOP・EDが、ここで普通に見られるというのはとても感慨深い。

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「ひろば」を一通り見たところで、昼食がまだだったので、ここはミュージアムカフェで…といきたいところだったが、、、
なんと80分待ちという大混雑。混んでいても待とうとは思っていたが、さすがにそこまでは…。
というわけで、結局今回はテイクアウトコーナーで食べることにした。

頼んだのは「四次元ポケットサンド」と「コロ助いナリ」。四次元ポケットを模したパンズに、ハム・チーズ・野菜などを挟んだサンドだが、チーズの形がタケコプターになっていたりと実に手が込んでいる。「コロ助いナリ」はコロッケといなり寿司のセット。コロッケにはコロ助の絵が描かれている。ちなみにお値段のほうは……意外と高い。まさかこれだけでいつもの昼食の倍以上かかるとはw いや、ここでしか食べられないくらいだから安いものだろうか、どうなんだろうか。

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昼食を食べ終えたのち、外の「はらっぱ」へ。ドラえもんやパーマン、ピー助。どこでもドアに、空き地の土管といったお馴染みのキャラやアイテムはもちろんのこと、森の奥には『のび太の大魔境』の巨人像やウマタケ、黒べえたちの姿も。そして、謎の落書き、土管の中に書かれていた「のび太」の文字。これはいったい何を意味しているのだろう。さすがのファンの私でもさっぱりわからなかった。漫画を読んで答えを見つけろということなのだろう。なんてマニア心をくすぐらせるんだ。

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そして、いよいよミュージアムでしか見られないアニメが上映されるシアターへ。ミュージアムの入口で受け取ったきっぷを切ってもらう。このきっぷの絵柄は聞くところによると何十種類もあるらしい。そして、ハサミの形が「F」の字。これも日によっては、ドラえもんの手になるとか。全種類揃えるのは至難の業だ。

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シアターに入場すると、さっそく豪華なレッドカーペットに、壁にはハリウッドスターになりきった、タキシード姿のドラえもんやパーマン1号らの肖像画が並んでいる。じっくり眺めたかったが、後がつかえてしまうのですぐに通り過ぎて、シアターの座席に座った。

アニメの上映が始まる。詳しい内容は差し控えるが、アニメの内容云々よりも、藤子F作品の数々のキャラクターたちがちゃんとアニメになって動いているだけでも感涙もの。もっと動く姿をずっと見ていたい、そんな気分にさせてくれた。
そして上映が終わったところで、最後に予想外の大仕掛けが…
これも・・・やっぱりここでは言わないでおこう。ただ少なくとも言えるのは、この仕掛けは雨天の場合はできないということだ。天国の藤子F先生、そしてファンたちの強い思いが、雨を逸らせてくれたのだと信じたい。本当にありがとうございました。


そうそう。これを忘れてはならない。

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きれいなジャイアンの出てくる「きこりの泉」。この「きこりの泉」は展示室途中の休憩コーナーにある。何度見ても実に凛々しい。つい見とれてしまったよ…。この「きこりの泉」からは、キャンピングカプセルとみの虫式ねぶくろ、そしてツチノコが見えるのでお忘れなく。

いろいろ見て回ったところで、今度は1階のミュージアムショップでお買い物。が、ショップ内は大混雑。レジ待ちの列も、最終的には3階のカフェ付近にまで並ぶほどになっていた。そんな状況でも一通りグッズを見て回り、結局購入したのは

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上の写真は、魔美複製原画ポスター、クリアファイル、パーマンボールペン、ジャイアンステレオイヤホン、ジャイアンのファーストアルバム(中身はチョコレート)。下は、オバQ扇子、オールスターTシャツ、人形焼き、きれいなジャイアンマグカップ。その合計金額は…11549円。Blu-ray2本分買える金額を一気に使ってしまった。気分が高ぶってしまったあまりに、少し抑制がきかなかったようだ。実に恐ろしい…。

あと、入口でもらった開館記念の粗品は何だったのかというと

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「きれいな巻物」。そう、あのきれいなジャイアンが登場する「きこりの泉」を収めた巻物だった。ちなみに、別の方は特製手ぬぐいをもらっていたようで、粗品はまちまちらしい。手ぬぐいも欲しかったなあ…。


そろそろ閉館の時刻が迫り、私もそろそろ切り上げてミュージアムを出ることにした。帰りは向ヶ丘遊園駅に歩いて向かう。その道すがらには、パーマン、コロ助、オバQなどといったブロンズ像が立ち並ぶ。これなら行きは向ヶ丘遊園から向かうべきだったかなあ。ミュージアムを入っても出ても楽しみがある。この街全体がFミュージアムのようだ。

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というわけで、今回のFミュージアム訪問。素直に行けて良かった、そして行ってよかったと思えるひとときを過ごせた。とはいえ、一度の訪問だけではまだ飽き足らない。カフェのメニューは食べられなかったし、一度来ただけでは気づかないところも多い。これは何が何でも、近いうちに再び訪れたいと思う。これから最低でも年に1回は必ず訪れることになるだろうなあ。

藤子・F・不二雄ミュージアムの写真まとめ