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ぬるオタな日々 by @chusingura

実家暮らし・・・を晴れて卒業。三十路独身のぬるオタの日々戯言

コミケに初「来場」してみて…

もう一週間以上も前の話になってしまうが、先日、ついにコミックマーケットに初めて参加した。(行ったのは1日目の14日のみ)
いや、正しくは「来場」したというべきか。
はっきり言って、物見遊山で来てはいけないと思った。
もちろん、50万人以上が来るというのは十分理解していたし、コミケのカタログも買って注意事項は読んできた。暑さ対策もそれなりにしてきたつもり。しかし、実際は自分の想像を遥かに超えていた。相当の覚悟と根気、強い目的を持った者でないと「参加」できないと感じた。結局、私は何をしにここに来たのだろうとさえ思った。


当日の様子を記そう。
今回のコミケ参加は、4泊5日の青春18きっぷ旅行のルートの一つとして組み込んでいた。前日の13日に、新潟から快速ムーンライトえちごに乗り、翌朝5時11分に新宿到着。新宿から山手線に乗り換え、大崎で一旦荷物をコインロッカーに預けたのち、りんかい線で会場に向かった。乗ったのは、始発から二本目の5時50分頃発の電車だった。
始発の大崎駅では、それなりに人は乗っていたが、大混雑というほどではなかった。ところが、次の駅の大井町駅が、京浜東北線と東急線の乗換駅だったため、一気に乗客が押し寄せ、あっという間にすし詰め状態に。休日の早朝というのに、平日の通勤ラッシュを見ているかのようだ。席に座ったのは間違いだった。座ってしまったら、降りるのは後の方になってしまうから。
国際展示場駅に到着。なだれのように乗客が駅に降りる。なかなか改札口へのエスカレーターにたどり着けない。やっとの思いで、改札口を出るが、すでに入場待ちの列ができている。西棟・企業ブースへの列に並び、あとは入場待機。まだ6時過ぎだというのに、周りは人だらけ。一番乗りは一体何時に来たのだろう。
この日の天気は曇りで、直射日光をあまり浴びないで済んだのは幸いだった。それでも暑いことに変わりはなく、あらかじめ買っておいた2リットルの水を飲んで、水分を補給したり、タオルを濡らすのに使ってなんとか暑さはしのいだ。だが、この暑さは、どちらかといえば、周りの参加者たちの熱気から出ているのではないかと思った。その暑さに加えて、もし晴れていたらと思うと、、、ぞっとする。
9時頃から動くとスタッフから聞かされていたが、9時を過ぎてもいっこうに動く気配がない。開始時刻の10時となり、参加者から一斉に拍手が沸く。それでも列は動かず。動いたのは10時30分。実に4時間以上も入場待機列で待っていたことになる。だが、入場中もぞっとする場面が。企業ブースにつながる一本の階段。参加者の列で満杯だ。それでも一歩ずつゆっくり前に進んでゆく。誰か一人が足を踏み外しただけで、大きな事故につながる。私は無事に階段を上りきることを考えて、慎重に足を踏みしめた。たかが階段でこれほど気を遣わなければならないとは…。
ようやく会場に入場できたものの、あまりの人の多さにろくな移動ができない。企業ブースでは、とりあえず一通り見てまわろうなどと考えていた自分が甘かった。何か買おうにしても、再び行列に並ばねばならない。そこまでの根気はなかったし、買う気も失せてしまった。
同人ブースにも行ってみるが、あの広い1ホールの中に、サークルのブースがところ狭しと並ぶ。ジャンルはだいたいわかるものの、実際にどんな内容かは、あらかじめカタログを見ておかないと全然わからない。あるところは女性の参加者ばかりで、来る場所を間違えたと思った。これがほかに3,4ホールも展開されている。全部まわる余裕などない。
そうこうしているうちに時間もあっという間に過ぎていく。このあと、お台場の実物大ガンダムも観に行く予定だったので、せめてコスプレ広場は見ておきたい。そう思って移動するも、大勢の参加者でなかなか前に進めない。建物の中だから、当然熱気がこもってくる。暑い…。待機列で待っていたときよりも暑くないか?ようやく外のコスプレ広場に出たら、これが涼しいのなんの。もう中に戻りたくないとさえ思った。(とはいえ、そのあと会場出口に向かうも、再び中に誘導され、同じ目に遭ってしまうのだが。)
結局、私がコミケで何をしたのかといえば、企業ブースで無料配布されていたチラシやパンフ、うちわをもらい、あとは会場内をブラブラ。使ったお金は0円。初めてのコミケは、サークルどころか企業にも金を落とさず、「参加」の域に達しないままで終わってしまった。コミケットさん、どうか参加者数から1を引いてくださいm(_ _)m


今回のコミケは、3日間で56万人という史上最高の来場者数を記録したが、その中には、私のようにどんなものかと様子見で来た人も少なくなかろう。だが、今回経験してみて思ったのは、それは登山初心者がいきなり富士山登頂に挑戦するようなものだということ。やはり初心者には、来る前に学ばなければならないこと、慣れなければならないことがある。コミケがどんなイベントなのかはカタログを読めばわかると思うが、人気の同人誌(あるいはサークル)はどれなのか、どんなジャンルが人気なのかまでは詳しく教えてくれない。同人誌を知りたいのなら、まずはとらのあなメロンブックスなどに行って、実際に手にとって確かめるべきだろう。それに、同人誌の即売会は何もコミケだけじゃない。中小規模の即売会なら地方でも開催されている。そこでまずは雰囲気を確かめてみよう。
人混みに慣れることも大事だ。休日にあえて人の多いところに出かけて、人混みに慣れよう。あるいは、東京ゲームショウ東京国際アニメフェアといった人気イベントにも行く。これらのイベントもだいぶ入場を待たされるし(といってもコミケと比べたらすぐに入れるほうだ)、人も多い。それで平気と思えるのであれば大丈夫だろう、たぶん(笑)
もっとも、これは地方在住者に向けられるものだと思う。首都圏在住者はあれぐらいの人混みはしょっちゅう経験しているだろうしw(ちなみに、コミケのあとに実物大ガンダムのあるお台場に行ったが、あれも凄い人混みだった。関西在住の筆者からしたら、休日の梅田のほうがまだ人少ないように思えた。)
そして何より重要なのは、しっかりとした目的意識を持つこと。何がなんでも手に入れてやろう、同じ趣味を持った人と出会おうという目的意識。人間そういうのがあると、暑かろうが寒かろうが人が多かろうが、どんなことでも我慢できる。ただなんとなくとか様子見で行けば、絶対にもたない。そういうレベルで「参加」できるようなイベントではないということだ。
本当に「参加」している人からすれば、これぐらいではまだまだと思うかもしれない。ただ、サークル・来場者全員が「参加」しているというコミケの趣旨を考えると、自らへの教訓という意味も込めて、自分なりに考えを言わなければならないと思った。コミケに少しでも興味のある人は、ぜひ参考にしていただきたい。
私も今回の経験を今後に活かしたいと思うが、今度コミケに「参加」することは、、、
果たしてあるかなあ?(おい。)


P.S. 来場当日、迷子のお知らせを聞いたんだけど、やっぱ子連れで来るのはやめたほうがいいと思うよ…。(それに、子どもには結構ショッキングな同人誌もあるし。エログロとかもそうだけど、例えばス●夫との●太が××するやつとか。)