ぬるオタな日々 by 少恒星

アラフォー独身のぬるオタの日々戯言。

もうmixiは「出会い系」にしたほうがいいんじゃないか?

出会い系サイト規制法の余波 コミュ大量削除で「ミクシィの危機」 (1/2) : J-CASTニュース
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
もともとmixiは直接の友人・知人から輪を広げていくというコンセプトだったと思うが、いまや形骸化している。運用面では、招待制から登録制に切り替えた上、年齢制限を引き下げるという方針変更。利用者のほうを見れば、コミュニティなどでマイミクを募集して直接の友人・知人以外のつながりを持ったりして、なんだか「出会い系」と見られてもおかしくない状況になっている。もっとも、警察の言う「出会い系」というのは、恋人や結婚相手、もしくはセックスフレンドといった異性間の出会いを想定しているのだろうけど、それ目的の人からすれば、mixiは実はかなり魅力的なのではないか?会員はほとんどサクラの「出会い系」よりも、正会員が1000万以上もいるmixiのほうがよりよい出会いが期待できる。今回の事態は起こるべくして起こったものと言える。
もっと本来のコンセプトを利用者も運営者も守っていれば、こういうことはもっと少なくて済んだように思うが、登録者数1000万という天文学的数字の前にはどうしようもない。それだけいれば、間違った使い方をする人は必然的に現れる。健全なサイトを目指すというのは、つまりは利用者すべてに健全な利用をしてもらうように仕向けなければならないわけで、とてもじゃないが運営のほうでどうにかできる問題じゃない。
内田樹教授の『街場の教育論』での言葉を借りるが、「この世に存在するものは「まともでないことを示す指標」だけ」「「まとも」であることを示す実定的な指標というものは存在しない」ということ。「まとも」であることを証明するには、まともでないことを示す全ての指標を否定しなければならない。mixiが健全なサイトとうたうのなら、(第一条件として)登録者全ての人が「健全な」利用をしていることを証明しなければならないだろう。だから、そもそも健全なサイトを目指すなんて無理な話なのだ。
さすがに、異性間の出会い系以外のコミュニティ(同じ趣味や出身校などの集まり)まで手が及ぶことはないと信じたいが、それでもこの手の書き込みが現れるようなら、さらなるネット規制がかかることも懸念される。そうなれば、マイミク募集もオフ会もダメになってしまうかもしれない。法運用の問題もあるけれども、もうこの際、開き直って「出会い系です」と宣言したほうがいいような気がする。